芹川の河童について

芹川の河童について

特定非営利活動法人芹川の河童は、滋賀県彦根市を拠点に、地域社会の幼少期から老年期までのすべての人々に対し、健康、発達、生きがいを創造する事業を展開し、社会福祉と地域活性化に寄与することを目的としています。

私たちが取り組む地域課題

地域循環型未来食堂みんなの食堂

食べに来るのも良し、提供するのも良し。利用することで知らないうちに支援することもされることもできる場所です。

放課後の学生向け子ども第三の居場所

月・水・土の週3日 15:00〜19:00まで開設し、さまざまな体験や人とのつながりを通して生きていく力を育みます。

自分らしく過ごせる地域へヤングケアラー支援事業

継続的な相談・支援ができる体制を整え、ヤングケアラーの周囲と地域による早期発見・支援につなげることを目指します。

生きづらさを感じる方向け誰にも会いたくないカフェ

毎日の生活に生きづらさを感じる若者たちの集まる居場所。同じ気持ちを抱えた仲間と出会い、自身の世界を広げます。

障がい児者計画相談支援事業
なかま〜ず

引きこもり、ヤングケアラー、社会的養護など、適切な支援へ繋げるための相談事業に取り組んでいます。

関連団体一般社団法人
ゆめと月詩舎

「ひとりひとりの存在を認め、寄り添うことで、地域を愛する人を育み、自らも成長する、幸せな地域を創る」ことを経営理念に運営しています。

なかま〜ず日中一時預かり

日々の小さな成功体験を積み重ねることで自己肯定感を高め、子どもたち自らが成長を感じられるようサポートしています。

なかま〜ず放課後児童クラブ

放課後に適切な遊びや生活の場を提供し、児童の健全育成を図るため、地域の人々と共に「児童の生きていく力」を育てます。

代表あいさつ

特定非営利活動法人芹川の河童
理事長

上田 健一郎

特定非営利活動法人芹川の河童
理事長

上田 健一郎

 昨年世間を大きく賑わせた事象として、東京都知事選の石丸伸二氏の躍進、兵庫県知事選における斎藤元彦知事の再選、米国大統領選におけるトランプ氏圧勝の選挙戦が挙げられます。従来のマスメディアがネットやSNSでの拡散力に屈したとも言われ、“オールドメデア”の在り方が問われた2024年でした。このことと同様に、“オールド”と呼ばれる様々な存在が、今見直される時宜にきており時代の大転換期に入ってきているように思います。

 そのようななか、近年は家族や家庭が抱える問題も複雑化しまた深刻化しているのに加え、地域のつながりが希薄になり、安心して過ごせる子どもの居場所が少ないという大きな課題が続いています。このような社会課題に取り組みながら、「食」を通じて誰もが居場所にできる場所を地域循環型でつくろうと循環型未来食堂「みんなの食堂」の活動を継続しております。また、「生活が苦しくなったは自己責任」といった従来の“オールド”型から誰一人取り残さない社会への一助として、そして子どもの居場所づくりは地域づく
りにもつながり、災害時には共助の基盤にもなるという考えを大事にして活動してまいります。

 これからも、食べるのも良し、提供するのも良し、それが地域を元気にするをモットーに福祉には見えない“支援の輪”を広げてまいりますので、引き続きのご支援をお願いいたします。


特定非営利活動法人芹川の河童
代表

川﨑 敦子

特定非営利活動法人芹川の河童
代表

川﨑 敦子

 当法人は、若者の居場所「誰にも会いたくないカフェ」、地域のコミュニティカフェ「地域循環型未来食堂みんなの食堂」、子どもの居場所「子ども第三の居場所みんなの食堂」、ヤングケアラー支援などを運営している団体です。福祉制度の狭間で支援の届き難い分野を対象としています。居場所のことを厚生労働省の講演会で「制度が確立していないのでなんでも引き受けられる場所」と表現されていたことがありますが、当法人は地域の困りごとをなんでも引き受けられる場所を運営しています。

 この居場所は地域の花しょうぶ通り商店街の協力を得て設置していることから、湯浅誠さんは「地域の人がわがことのように心配しているこのような居場所を見たことがない」と言ってくださいました。商店街と深いかかわりを持ちながら地域の方々と共に運営することが、当法人の特徴であると言えます。

 コミュニティカフェの地域循環型未来食堂みんなの食堂は、食で繋がる居場所です。『食』を提供できるということは、人間の生きていく上で必要な生命維持を繋ぐことになります。みんなの食堂では、引きこもりの若者が三年間生活していましたし近所には社会的養護の若者が住んでいます。どんな状況でも「食」を支えられることは生活を支えられることになることを、これまでの取り組みから実感しています。

 加えて、ヤングケアラーの支援をするようになると、「食」を必要としている子どもたちに出会うことが増えてきました。子どもたちの中には食事の提供を必要としている子もいますが、多くは食卓を囲むという楽しい時間としての経験を必要としている子たちです。食卓を囲む子どもたちは、「楽しいね、楽しいね」「こんなに楽しい食事ははじめてやね」と笑いながら食事をしています。

 このような場を求めているのは子どもだけでないと思います。近所の高齢者の方々は、「ご飯作れない」「スーパーの総菜はあきた」と話しながら食堂のお弁当を買ってくださいます。顔の見える人が作ったものを提供するということ、共に食卓を囲める関係を作ることは、生命維持に必要なもののひとつであるコミュニケーションを担っているのだといえます。

 福祉制度の支援が入りにくい狭間の困りごとは、困っている一人の問題を支援すれば解決するのではなく、家族全体の問題が影響しあっていることが多く見られます。子ども第三の居場所では、安心できる場所の保障・寄り添う大人の存在・お腹を満たす食事の提供はできますが、根本的な問題解決になっているとは言えません。

 必要なのは『家族まるごと支援』です。『家族まるごと支援』をするためには当法人だけではなく各関係機関、教育機関、地域など福祉の枠を超えた連携をしないと支援することができません。みんなの食堂では、地域連携会議『もっとみんなの食堂』が始まりました。地域の困りごとをコミュニティカフェから考える取り組みこそが、みんなの食堂の次の役割であると思っています。

 地域の力を信じて、誰もが幸せを感じる街づくりをコミュニティカフェから。

理念・活動方針

地域の人々の安全基地を目指して

一人ひとりの存在を認め、寄り添うことで
地域を愛する人を育み、自らも成長し、
幸せな地域を創ります。

法人概要

団体名特定非営利活動法人 芹川の河童
設立2017年5月31日
代表者上田 健一郎
所在地〒522-0083 滋賀県彦根市河原1丁目2-7
連絡先0749-20-9084

私たちのあゆみ

ただいま準備中です。